会社の利益のために若者を使い捨てるブラック経営者語録
居酒屋和民の会長渡邉美樹氏のブラック発言
「和民には、『365日24時間、死ぬまで働け』という言葉がある。」
「営業12時間の内メシを食える店長は二流。」
「入社おめでとう。グループのために死ぬ気で働け!」
「ビルの8階とか9階とか、『今すぐここから飛び降りろ!』と平気でよく言う。」
「僕の夢の設定というのはいつも決まっているんです。これ以上やったら鼻血が出て倒れるという所のもうちょっと上なんです。」
「異常になることでしか、非凡な人にはなれない。」
「今でも私は和民の社員に問いかけていることがあります。もしお金がたくさんあって、働かなくてもよい環境だったら、タダで私の会社で働いてくれますかと。そういう社員が何人いるかで、その組織の強さが決まると思います。」
「鼻血を出そうがぶっ倒れようが、とにかく一週間全力でやらせる。」
最後に、さらにあり得ない発言をご紹介させていただきます。
「和民は、天地神妙に誓ってブラック企業ではありません。」
和民では、従業員を引き締めるために毎月「メッセージビデオ」が本社から送られてきます。従業員は全員、このビデオを必ず鑑賞し、感想文を提出しなければなりません。
また、渡邉会長の思想をまとめた「理念集」を所持することが義務付けられており、理念集を暗記する研修への参加も強制です。理念集を完全に覚えるまでテストで何度も確認され、点数が悪いと追試を何度も行います。そして、合格するまで研修を終えることはできないのです。
人材派遣大手の株式会社ザ・アール代表取締役社長奥田氏のブラック発言
「過労死は『自己管理の問題』」
「祝日もいっさいなくすべきです。労働基準監督署も不要です。」
「格差論は甘えです。」
内定辞退の強要。くら寿司を経営する株式会社くらコーポレーション
内定者研修までに「くら社員三誓」というものを暗唱できなければ内定辞退させる。
「ひとつ、私は人と会話することが大好きな社員となります。そのために人に好意をもちます。人を喜ばせることが自分の喜びと思います。いつも明るく笑顔で自分から積極的に話しかけます。また、常にプラス思考で自分と会話すれば相手が明るく元気になれるように働きかけます」。
以降、この長さの2倍の長さの文章が続く「くら社員三誓」を、35秒以内に暗唱しなければならない。
中古ブランド品質屋「銀蔵」を展開する株式会社銀蔵での社長レイプ事件
27歳女性Aさんは、採用が内定し銀蔵でインターン研修生として働いていたときに社長や店長などからレイプされました。
社長は、社員は家族のようなものという意味不明の理屈をつけて一人暮らしをしているAさんの家にまで押しかけ「寂しいでしょう」などと言って性的行為を繰り返していました。
最終的にA氏は民事裁判を行い、一審では全面敗訴したものの、高等裁判所で逆転勝訴し、被告社長に330万円を支払う判決が出ました。しかし、330万円ではとてもじゃないですが精神的苦痛、肉体的苦痛などから考えても到底納得できる金額ではありません。
消費者金融大手武富士での会長への教祖的扱い
武富士の各支店には、創業者である武井会長の写真が飾られ、始終業時には従業員全員が写真に向かって頭を下げなければならない。この時、いい加減な角度で頭を下げている従業員がいないか北朝鮮のように相互監視し、上司などに密告する制度もあったようです。
ユニクロを展開する会長兼社長柳井氏のブラック発言
「グローバル化が進むなか付加価値をつけることができない人は、年収100万円レベルの低賃金は仕方ない。」
「甘やかして、世界で勝てるのか。」
「若手に媚びれば・・・過度に緩んだ組織になってしまい、業績がブラックからレッドになれば、元も子もありません。」
セブンファクトリー代表取締役社長齋藤氏
「私は経営者として様々な会社、組織を見てきたが、あらゆる組織の中で、学校の体育会、運動部こそが理想ではないかと考えている。・・・それを理解してもらうために、『超』を加えた、超体育会主義と表現している。」
ITベンチャー・ジーワンシステム代表取締役社長生島社長
「結果的にはブラック企業が社会を豊かにする。」
クリスタル創業者林氏
「業界ナンバーワンになるには違法行為が許される。」
NOVA元代表取締役社長猿橋氏
「労働基準法なんておかしい。今は24時間働かないといけない時代なのに。」
たかの友梨ビューティクリニック代表取締役社長たかの友梨氏
若者を使い捨てるブラック経営者語録 まとめ
ブラック企業の経営者は、労働者を「人」というよりも「道具」として捉えている方が非常に多いです。
このようなブラック企業で働いてしまうと、辛い思いや嫌な思いをするだけです!
ブラック企業は離職率も高く、長く働き続ける従業員も少ないのが実情です。そのような会社は、歴史からみても決して長続きしません。
ご紹介したブラック経営者の語録を参考に、ブラック企業がどんなに恐ろしいところなのかを理解して、ブラック企業に誤って入社しないようにしていきましょう。